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失敗できる強さ

今日は学祭でした。

近くまで行ったのだけど、寄らずに帰ってきました。お休みの日の職場、やっぱ嫌よね。

色々な人と対面や電話、メールで話した日でした。

皆さん、どうもでした。色々な意味でおなかいっぱいになりました。

そのうちの2人との話の中で、感じたことです。

人はなかなか変われない、ということを書いたばかりですが、

そのせいで、プライド、理想の自分、こうあらねばならない自分と実際の自分との折り合いが付けられないという状態は、本当に、しんどいことだなと思います。

美しくて、頭がよくて、要領もよくて、身だしなみも完璧で、品行方正、

実際にそうである彼女と、そうだと思い込んでいる、彼。

この際事実は関係なく、彼らは二人とも、相当苦しい状況にあります。死ぬほど苦しい、と言っても過言ではありません。

二人の共通点は、自分に貼りついているそういったイメージのせいで、それと異なる自分に直面できなくなっているということです。

卒論に取り組む「彼」のほうには、かっこ悪くていい、がむしゃらに、他人にすがってでも、成し遂げてほしいと思うのですが、結局、プライドがそれを許さず、彼なりにはスマートな理由をもって、脱落しようとしています。

彼は、失敗に直面し続けることに耐えきれず、就活もやめてしまいました。

彼にとって一番良い方法は、おだててモチベーションを持たせるという方法だと、わかっています。が、彼の今後の人生を考えると、ずっと誰かがおだててくれるなんてことはありえないことです。

「彼女」のほうは、意識的に直面するものの、ショックに耐えきれず、すべてを停滞させてしまっています。休まなければいけないのに、また直面しようとして、停滞する・・・その繰り返しのように思います。

今の彼女には私が「完璧」に見えるようです。

彼女は、自分が理想通りにできていないことを、実際の経験での失敗だけでなくて、「周りの人はできている」という色々な証拠から裏付けるループに入ってしまっているように思います。

いつもの如く、「失敗得」という考えについて話すことしか、私にはできなかったのですが、いつか彼女は、ループから抜け出せるでしょうか。

失敗や劣勢を受け止められないことは、人生にとってマイナスです。

二人とも家庭には恵まれていそうなのが何よりなのですが、理想的なのは、赦し助け合える一定の人間関係の中で、失敗をたくさん経験して、成功を学びとっていくという道筋ではないでしょうか。

完璧な自分という像をもってはいけない、ということではありません。理想は現実よりそれなりに高いほうが、多分よいのではとも思います。

要は、自分にいろいろなバリエーションを認められるかという問題です。

で、たぶん、成功をデフォルトにするより、失敗をデフォルトにするほうが、バリエーションの許容がしやすくて、柔軟に生きられる気がします。

「彼」のほうは、私との関係こそ残念ながら途切れることになることになるかもしれませんが、彼にとって重要な他者との関係の中で、ぜひとも、ネガティブな物を受け止めることができる人になってほしいなと思います。

そして、できれば私の想いにもいつか気づいてほしいな。

何に直面しようと、失敗しようと、そんなことで君を見下したり、嫌いになったりしませんよ。
私が指摘しているのは、失敗に対する君の姿勢なのだということ、

気付けたら、それだけで心イケメン度が3割増だと思います。

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