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今年の卒論生

某大学で行っている卒論指導について、

昨年は進みの遅い学生が夏休みに全く作業をしてくれず、苦労をしたのですが、今年は調査先を大学としていない子たちを中心に、きちんと動いているようで喜ばしく思っています。

「いやになったらやめればいい」という位置づけで卒論があるので、モチベーションの維持には大変気を使うのですが、

3年生のうちはともかく、4年生になってからは、「就活の時に役立つから」のように外的な動機づけをするしかない状態で、そんなのはすぐに強制力を失うので、

動機づけを維持するには、その活動が今の自分にとってどれだけ大切なものかとか、あとからまた同じことがやれるような「替え」のきく活動ではないのだということを、実感する必要があります。やるもんだ、と腹をくくった上で、「やばい」と思いながら頑張っていくのが卒論だと自分は思っていましたが、この、「腹をくくる」のが、彼らにとってはまず必要と感じられないんですね。

ゼミ時間外の個人での活動が必要になってくる以上、この就職難の時代に、「ほら、研究って面白いよね」みたいなぬるいメッセージはほとんど通用しないので、3年生でのゼミ活動の楽しさは、ほとんど予測因にならないとも思っています。

もちろん、これは、「いやならやめてもいい」という前提がある場合で、必修として卒論がある場合は、3年生の楽しさが、なんとかやっていこうという気持ちにつながることも予想されます。


どうなっていくかわかりませんが、多くを求めすぎず、彼らが目標を達成してくれるよう、応援していきたいと思います。

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